猗窩座は「破壊殺」と呼ばれる多彩な技を持っている。
その中でも技の種類に合わせて「脚式」、「砕式」などと分野分けされているが、その中でも異質なのが「終式」という分類がされた「青銀乱残光」である。
無限城編で一度だけ使用された幻の技「青銀乱残光」とはどういうものなのか。
猗窩座武術における「奥義」と呼ばれるものなのか?
その正体について考察してみたいと思う。
当記事は、作品の感想を主体とした独自の考察を元に構成されていますが、一部ストーリーの展開が読み取れる「ネタバレ」部分も存在します。
作品未読の方は、十分ご注意ください。
無限城編での猗窩座との死闘をもう一度、その目に焼き付けよう!
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猗窩座の技「青銀乱残光」についての基本情報
花火をモチーフにした技
猗窩座の技は、恋雪との思い出である「花火」をモチーフにしたものが多いことで知られている。
「青銀乱残光」は、青い光とともに銀色の火花が飛び散る美しい花火である「青銀乱」をモチーフにした技だと思われる。
火花が四方八方に乱れ咲く様子は確かに、「青銀乱残光」の高速連打攻撃に重なる部分がある。
| 脚式 冠先割(かむろさきわり) | まん丸に開いて咲き誇る「割物花火」の一種である冠菊(かむろぎく) |
| 脚式 流閃群光(りゅうせんぐんこう) | 雷鳴のような激しい破裂音と強く閃光が特徴の花雷(はならい) |
| 脚式 飛遊星千輪(ひゆうせいせんりん) | 夜空に星が舞い散るように不規則な動きをする幻想的な花火・飛遊星 |
| 鬼芯八重芯(きしんやえしん) | 大正時代に考案された日本伝統の割物花火における傑作と言われる・八重芯 |
| 砕式 万葉閃柳(まんようせんやなぎ) | 上空で炸裂した後、尾をひくようにゆっくりと地上へ流れ落ちる・柳花火 |
| 終式 青銀乱残光(あおぎんらんざんこう) | 青い光とともに銀色の火花が飛び散る美しい花火・青銀乱 |
百発同時の広範囲乱れ撃ち攻撃
「青銀乱残光」は、無限城編において使用された。
過去の父親との体験から「透き通る世界」のヒントを得た炭治郎は、「痣者」として覚醒しつつあった。
その変化を察知した猗窩座は
体中の細胞が
産毛に至るまで
今すぐコイツを殺せと言っている鬼滅の刃18巻・第154話「透き通る世界」
と本能で察し、すぐさま攻撃に移行している。
レーダー技である破壊殺・羅針で、炭治郎と冨岡義勇の闘気を探知、その位置を把握した上で、逃げることも避けることもできない他方位攻撃「青銀乱残光」を放つ。
「青銀乱残光」が周囲360度に渡る全方位攻撃であると同時に、破壊殺・羅針による探査を行うことで、「絶対に攻撃を外さない二段構え」の攻めを可能にしている訳だ。
この辺り、不穏な空気を察知したとはいえ、猗窩座は冷静さを失っていない。
殺すべくして殺す。
破壊者としての基本を全うしたと言えよう。
で、結局破壊殺羅針がどのような技なのかは現物を見たほうが理解が早いだろう。
「青銀乱残光」は鬼滅の刃のゲーム(ヒノカミ血風譚2)の動画だとその動きやエフェクトがよく分かる。
この映像によると、破壊殺・羅針からの「青銀乱残光」発動。
複数の「赤い猗窩座」が分身の術のように出現し、術式展開(こういった分身の描写は漫画版にはない)。
流れるような全方位攻撃によって、まず対象となる相手にダメージを追わせたところで、さらに一点集中で激しい打撃を浴びせ続けるという流れになっている。
猗窩座「青銀乱残光」は破壊殺における最上位の技なのか?
終式と名付けた理由
「青銀乱残光」において注目なのは、ただ一つ「終式」という枕詞がつけられていることだ。
これは何を持って「終」式なのだろうか?
仮説①最後に開発された破壊殺である
「青銀乱残光」は、破壊殺シリーズの最後に開発された技である。
これを持って破壊殺の開発は終わりを迎えたという仮説。
ただ、猗窩座は至高の強さを追い求めて果てしなく闘いを続けたい男である。
自己研鑽を積むことをやめることなど考えられず、その過程で新しい技はまだまだ開発されてしかるべきだろう。
仮説②闘いを終わらせるほどの威力を秘めた技である
「終わらせる術式」という意味での「終式」であるならば、それは「闘いを終わらせる=トドメを刺すための技」だという可能性もある。
実際、炭治郎の変化に気づいた猗窩座は、闘いを長く楽しむのではなく「炭治郎を一刻も早く殺す」ために「青銀乱残光」の使用を決めた。
「これを使えば絶対に敵を殺せる」という確信があっての「青銀乱残光」だった可能性は高い。
実際、「青銀乱残光」を放たれた富岡義勇は、致命傷こそ避けたものの、攻撃を回避することはできず、かなりの深手を負ってしまった。
猗窩座は「青銀乱残光」をなぜ使用したのか?
「青銀乱残光」は、対煉獄杏寿郎戦では使用されていない。
その理由としては
・煉獄杏寿郎のダメージが酷く「本気を出すほどではなかった」
・1対1の闘いだったので、「青銀乱残光」は不向きだった
・(仮説だが)まだ「青銀乱残光」は誕生していなかった
などの理由があるだろう
猗窩座が無限城で「青銀乱残光」を使用した理由は、当然「炭治郎の異変」である。
炭治郎の覚醒を感じ、「嫌な予感」がした猗窩座は、とっさに最も自信のある「青銀乱残光」を使って、確実に2人を抹殺しようとしたのだろう。
炭治郎が「青銀乱残光」を避けられた理由
炭治郎は「透明な世界」を見られるようになったことで、「無我の境地」にたどり着いた。
そのため「破壊殺・羅針」ではその闘気を感知することができず、当然、「青銀乱残光」による攻撃を当てることもできなかった。
「破壊殺・羅針」が「そこには敵はいない」としてしまっているのだから、技が炭治郎に向けられるはずがない。
「青銀乱残光」発動後、倒れた冨岡義勇に対して猗窩座は
杏寿郎や炭治郎のように死ぬことはない
お前も鬼なれ義勇鬼滅の刃18巻・第154話「透き通る世界」
と富岡義勇を鬼に誘う余裕を見せている。
面白いのは、この時点で猗窩座は「すでに炭治郎は青銀乱残光によって死亡している」と思っていることだ。
実際、炭治郎は青銀乱残光による攻撃を受けることなく、猗窩座の背後でじっと「無我の境地」を保って立っているのだが、猗窩座は炭治郎に声をかけられるまでその存在に気づいていない。
猗窩座が、その長い人生において始めて遭遇した「闘気のない人間」。
自信を持っていたであろう必殺技「青銀乱残光」が、完膚なきまでに叩きのめされた瞬間だった。
ちなみにゲーム内で、「青銀乱残光」は「最大奥義発動」と表現されている。
【男のロマン】漫画の歴史に刻まれた!ファンに大人気の最強必殺技・最終奥義6選
1. 『DRAGON BALL』
【使用者】孫悟空
【必殺技名】 かめはめ波
亀仙人が50年かけて開発した、体内の潜在エネルギーを両手に集めて一気に放出する気功波。悟空の代名詞であり、数々の強敵を撃破してきた。漫画界屈指の知名度を誇る、王道中の王道必殺技。
2. 『NARUTO -ナルト-』
【使用者】 うずまきナルト
【必殺技名】 螺旋丸(らせんがん)
四代目火影が遺した、手のひらの上でチャクラを乱回転させ、高密度に凝縮してぶつける極意。印を結ぶ必要がなく、のちにナルト自身の属性である「風」を組み込むことで、さらなる大技へと進化を遂げた。
3. 『BLEACH』
【使用者】 黒崎一護
【必殺技名】卍解・天鎖斬月(ばんかい・てんさざんげつ)
死神の斬魄刀の最終奥義「卍解」。一護の卍解は巨大化する多くの刀とは異なり、漆黒の日本刀へと凝縮される。自身の身体能力を極限まで高め、超高速戦闘を可能にする。漆黒の斬撃「月牙天衝」も強力。
4. 『金色のガッシュ!!』
【使用者】 ガッシュ・ベル
【必殺技名】 バオウ・ザケルガ
ガッシュの最大呪文。巨大な電撃の竜を放ち、敵を噛み砕く圧倒的威力を誇る。物語が進むにつれてガッシュの心の成長とシンクロし、その姿を変えながら数々の死線を共に潜り抜けた、絆の最終奥義。
5. 『鋼の錬金術師』
【使用者】 ロイ・マスタング
【必殺技名】 焔の錬金術
発火布の手袋で火花を起こし、錬金術で大気中のチリや酸素濃度を調節して一瞬で爆発・炎上させる。圧倒的な火力と精密なコントロールを併せ持ち、「焔の錬金術師」の異名で恐れられる最強の攻撃。
6. 『呪術廻戦』
【使用者】 五条悟
【必殺技名】領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」
自身の生得領域を具現化する最高峰の技。引き込んだ相手に無限の知覚・伝達を強制し、何も行動できない文字通りの「生殺し」状態にする。現代最強の呪術師である五条悟の、絶対的な勝利を確定させる奥義。
